LDKの印象を決定づけるキッチン探し
実用的なⅡ型キッチン
随分前に我が家の間取りを紹介しましたが、
1階の形状(間取り)はこんな感じ。
※大まかに間取りを書いたので実際の面積とは異なります。
L字のLDKを目指しましたが、今見るとまあまあ長方形に近いですね。
ここに片側が壁にくっついたペニンシュラ型キッチンを設置するのが最初の案でした。
しかしこれでは図の通り冷蔵庫へのアクセスが悪いのです。
Ⅱ型のキッチンならかっこいいし動線も確保できるのでは!?ということで、間取りはこうしてみました。
これなら冷蔵庫へのアクセスも完璧です。
当初は標準のペニンシュラ型キッチンに深型の食洗機つければいいや!くらいに思っていたのですが、標準キッチンにⅡ型は存在しません。
実用性とかっこよさを両立できるⅡ型キッチンはこの間取りでは理想的でした。
当初はスケルトンのアイアン階段を検討していましたが、オプション費として100万円が加算されたので速攻で諦め。その分をLDKの顔になるキッチンにつぎ込むことにしました。
こうしてⅡ型のキッチン探しをすることに。
工務店の営業さんが「キッチンが目立つ間取りですのでグラフテクトなどおしゃれですよ!」と言っていたので、グラフテクトも含めて気になるキッチンメーカーのショールームに突撃。
とりあえずLIXIL
工務店標準システムキッチンがLIXILのビルダー向けキッチンということもあり、
お出迎えしてくれたのがこのキッチン。
標準キッチンは建売でも見ることができる"あの"タイプのキッチンなので特に見たいものもないのですが、やはり見るとすれば課金して導入できるシステムキッチン。
工務店のショールームにもLIXILキッチンの中では一番高級とされるリシェルが展示されていましたが、LIXILのショールームで見たこのリシェルは色が明るくて俺好みのもの。
ラパートトープという天板色みたいです。
この天板もリシェルでは大人気のセラミック天板です。
おそらく一番人気はこの下の方にあるグレーズグレーという色。
なんと表現したらいいのかわからないのですが、荒れ果てた惑星の地表みたいな柄です。サラサラゴツゴツしています。
無難なのはバサルトブラックか、個人的にはやっぱりラパートトープが好きでした。
キッチンはLDKの顔だしな!!!と思ってリシェルで見積もりをとってみたのですが、仕切り前の金額で300万円を超えていたのでアカン・・・!と思いました。
当たり前過ぎて忘れがちなのですが、Ⅱ型キッチンって単純にキッチンが2つに分かれるので、I型対面やペニンシュラ型と比べてキッチンの価格がおおよそ2倍になるんです。
キッチンが2倍の額になるってすごいですよ。体感5倍くらいです。
定価で絶望していてもしょうがないので、工務店経由で見積もりを依頼している間に別のメーカーのキッチンを見に行きます。
俺的本命グラフテクト
やってきましたキッチンハウスのショールーム。
グラフテクトはキッチンハウスの姉妹ブランドみたいなもので、
キッチンハウスがオーダーメイドなのに対して、グラフテクトはセミオーダー型で価格を抑えて提供されています。
低価格ですがキッチンハウスの人気色が選べたりして、日本の一般家庭内ではキッチンハウスもグラフテクトもそう大差ないスペックに落ち着くと思います。
キッチンハウスユーザーにややマウントが取られそうなこのブランド、ROLEXとTUDORみたいな関係で良いですね。実用時計的にはTUDORで十分ですけど。みたいな。
グラフテクトのキッチンはこんな感じ。
これはアイランドがコンロになっているウェスタ アイランドというパッケージ。
アイランドに横付けされているテーブルも15万円の加算で購入可能です。
ダイニングテーブルもグラフテクトで揃えることで統一感が出せて手軽にオシャレ空間になるってわけです。
これはワークトップがそのままダイニングテーブルとして一体になっているポポラート アイランドというパッケージ。
この長さが収まる家、相当デカい。
これがうちにピッタリはまりそうなデュエアイランドというパッケージ。
色もベージュでもはやこれで良いんじゃないかという雰囲気が漂っています。俺、ベージュ系のキッチンが好きなんだな。
やっぱりキッチンには海外製食洗機よねぇ〜・・・。
45cm幅のBOSCHの食洗機が選べます。
リシェルはセラミック天板でしたが、こちらはエバルトという高耐久メラミン天板。
メラミン天板ですが、メルクリオというカラーはリシェルのグレーズグレーっぽい質感でした。
そしてグラフテクトの魅力はやっぱり価格面にあると思います。
カップボードも含めてⅡ型キッチンで160万円程度でした。
販売店等を通した値引きがないので、価格がわかりやすいのも魅力のひとつかもしれません。工務店の出す見積りはブラックボックスが多いので、元の金額がわかると謎の安心感があります。
逆に言うとLIXIL等のメーカーは販売店経由で見積もりを出してもらうと定価の半額くらいになってたりして、そのあたりが少し分かりづらいところでもあったりします。
個人的にはグラフテクト、かなりアリだったのですが、
残念なのは妻の好みではないということ。
人気色のベトングレーも霜降りみたいだし、その他はなんかピンとこないらしい・・・。
普段キッチンを使うのは妻なので、妻が気に入らなければ意味がないのでグラフテクトは無しになりそう。まあまあ後ろ髪引かれましたが・・・。
安っぽいと言われれば・・・そうかも。
どこの家用?みたいな別世界のキッチンもありました。
デカいキッチンは来世に期待。
銀色の刺客、ステンレスキッチン
妻の憧れのひとつにステンレス天板(バイブレーション加工)がありました。
セラミック天板よりもステンレス天板のほうが好みな様子。
そうなればステンレス天板で良さそうなキッチンを探すことになります。
リシェルにもステンレス天板があるのですが、せっかくのリシェルならセラミックにしたい。
とりあえずここ数年大人気のサンワカンパニーのステンレスキッチンを見に行きました。
が、これがかなり安っぽい。事実安いのですが、安っぽさが目立つ。。。
なにか他に良さそうなステンレスキッチンがないものか・・・と探していたら見つかったこのメーカー。
見積もりシミュレーションをしてみると結構安いかも・・・?
ということで実物を見に行きました!
かなりコンパクトなショールームには輝くステンレスキッチン。
妻が使いたいと言っていたビルトインコンロ、ハーマンのプラスドゥも選べます。
うーん、かっこいい。。。
ステンレスキッチンってもっとギラギラ!!っとしてるんじゃないかと思いがちですが、これが結構上品な輝きで、おそらくどんな空間でも邪魔をしない存在だと思います。
ここのステンレスキッチンは天板の厚みが1mm程度あるそうで、ステンレス天板の中では厚めでしっかりしています。
細かい仕様を詰めながら希望予算を伝えると担当営業さんの歯切れが若干悪くなりはじめます。
うちのコンロ側のカウンターは2800mm程度取る予定なのですが、
そこがかなり高くなるとのこと。さらに輸送設置費で30万以上かかるらしく余裕で200万円を超えてくる結果に。
妻はかなり気に入ってたようなのですが、やはり金額の壁は大きく、断念。
ちなみに屋号が「LAアーキテクツ」から「ステンレスキッチンNEW」へ変更になるようです。(前の屋号のほうがかっこいい・・・)
その他「クリナップ」「ウッドワン」のキッチンを見ましたが、どうにもピンとこない・・・。
こんなにキッチンで迷ってる人、他にいないんじゃないか?と不安に駆られます。
果たして理想のキッチンに出会えるのだろうか?
Ⅱ型キッチンはそもそも無謀だったのではないか?
そんな僕らがたどり着いた場所は・・・
つづく